(一社)LGBT理解増進会・LGBT理解増進ネット(最新情報)

同性愛や性別違和など性的マイノリティの人々が、日本社会で自分らしく生きていけるための、すべての基礎となる理解増進法の制定を目指します。

岐阜県飛騨市の職員研修をさせて頂きました

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岐阜新聞

4月1日からパートシップ制度を予定していた都竹飛騨市長のお招きで、当会代表理事の繁内が幹部職員、議員等の研修をさせて頂きました。

パートシップ制度、同性婚を求める一方的な当事者の声が報道されている中で、当事者の現状と多様性についても言及させて頂きました。今後の市政の参考にして頂きたいと思います。

当日は、NHK岐阜、朝日新聞、読売新聞、岐阜新聞の各社の記者さんに取材を受けました。

NHKに続き、岐阜新聞さんがよい報道をしてくれました。https://www3.nhk.or.jp/lnews/gifu/20190514/3080001659.html

 

【以下、飛騨市長のFBから転載】

都竹 淳也 5月15日 15:53
<多様な性の理解を深めるためのリーダー研修 16:15〜>
 
LGBTについての理解を深めるための研修会を開催しました。市の管理職職員のほか、ほぼ全員の市議会議員、人権擁護委員など大勢の方々にご出席いただきました。

この研修、今年3月の市議会で、パートナーシップ証明導入に関し、予算の附帯決議という形で、市民の理解は様々であるので、実施にあたっては市議会に報告を求めるとの意見表明がなされたことを受けての取り組みです。

実際に、3月の市議会では、予算特別委員会で「この状況では、まず基本をやっていかない限り、先に進めないと考え、時間を置いて啓発をしっかり行っていく」旨を表明し、附帯決議を受けての閉会挨拶でも、この決議がもっと理解を深めるような啓発などの取り組みを行ってほしいとの趣旨であると受け止め、さっそく研修を開催していく旨、申し上げておりました。

講師を務めていただいたのは、一般社団法人LGBT理解増進会代表理事で、ご本人も当事者である繁内幸治さん。自民党性的指向性自認に関する特命委員会のアドバイザーもされており、今国会の提出に向けて準備が進んでいるLGBT理解増進法案にも大きく携わっておられます。

途中からの参加でしたが、LGBTのそれぞれの違いや意味、理解増進と差別禁止が異なること、配慮が必要なところはどこか、自治体がなすべきことなど、わかりやすく、また筋の通ったお話でした。
  
 
この講演に関しては、岐阜県5区選出の衆議院議員古屋圭司先生ご本人からも、お昼にお電話をいただきました。古屋先生は、自民党の「性的指向性自認に関する特命委員会」の委員長をされており、現在、法案提出に向けて最終段階の準備が進んでいること、LGBTの理解増進に向けての強いお気持ちを聞かせてくださいました。

法律の制定に力を入れて取り組んでいただいていることは、自治体にとっては追い風になるありがたいことです。
 
繁内さんに講師を依頼したのは、市議会での議論がメディアで報道されたことを聞かれた繁内さんがFacebookを通じて私にメッセージをくださったことがきっかけです。

すぐにLGBT理解増進会が出されている本を拝読し、差別禁止ではなく、理解増進の立場で、地道に着実に理解を広げていくというお考えに共鳴しました。
 
私は障がいのある方々の支援を市政の重点に据えていますが、その観点で「差別禁止」的なアプローチ、運動には若い頃から疑問を感じていました。差別はもちろんあってはならないことですが、それを禁止するということでは、心の中にモヤモヤと鬱屈した感情が残り、本当の意味で障がいのある人たちが地域で共生することにはつながらないからです。実際に、市内でも過去にそうした例がありました。
 
その文脈で、しっかりと理解を広げていくところから積み上げていこうというお考えは素晴らしいと感じました。
 
私自身は、幸せのカタチは人それぞれということを前提に、ハードルがあるなら取り除こうということをすることが目的で、LGBTの方々や内縁の夫婦等に対して、市単独の施策を適用していく際の手続きの一つとしてパートナーシップ証明があるとよいという考えなので、元々、その早期導入にはこだわっていません。

それよりも、徹底した啓発や研修等を通じて、性の多様性についての理解が広がることこそが理想だと思っています。
 
今日のご講演のあと、何人かにお話を伺ってみると、L・G・B・Tそれぞれの違いや何に配慮をしなければならないのか、逆に配慮をしなくていいことなど、目からウロコの連続だったという感想を一様に聞きました。大きな成果だと思いますし、手応えを感じました。
 
 
今後、国会での議論の動きも見極めつつ、さらに理解を深める取り組みを続けていきたいと思いますし、他の様々な人権に関するテーマを含め、同様のアプローチの中で、私たち自身もよく勉強しながら、学べる機会を作っていきたいと思っています。
 
 
ご講演の後、夜は繁内さんを囲んでの懇親会。この場でもお考えをじっくり拝聴し、とても勉強になりました。新たなご提案、アイディア、会うべき方などについてもご紹介をいただき、実りある時間でした。

 

一般社団法人 LGBT理解増進会
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文部科学省にて職員研修を行いました

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平成31年(2019年)3月25日(月)に、当会代表理事による、今年度2回目の文部科学省職員研修が実施されました。

今回の研修では、与党案として今国会への提出準備を進めているLGBT理解増進法案の理念などとともに、野党案との違いについても説明させて頂きました。
研修後には、多くのご質問を頂き理解を深めて頂けました。

 

当会では、LGBT理解増進法の理念を基にした研修を行うためにDVDなどの研修資料を製作中です。ぜひ、当会の研修を受講して下さるようお願いします。

詳細は、後日、お知らせします。


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中央教育審議会委員を拝命しました

本年2月から当会 長谷川理事が、中央教育審議会(中教審)の委員に就任しました。

今まで以上に国の文科行政におけるLGBTへの理解増進についてしっかり取り組みます。

任期は2年間です。

 

参考 

中央教育審議会:文部科学省

 

 

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千葉県で講演しました

平成30年度 千葉県人権ユニバーサル事業(法務省委託事業)で行われた講演会において、当会代表の繁内が講師を務めました。


1月18日 アミュゼ柏クリスタルホールにて
演題「LGBTの課題解消に向けて ~10年後の世界一を目指して~」

 

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チャンネル桜にてLGBTの討論番組

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チャンネル桜で「日本人とLGBT」をテーマにした討論番組が放送されています。

当会代表の繁内が出演し、理解増進の一端を見ることができる有意義な議論ができています。

youtubeで公開されていますので、ぜひご覧ください。

 

チャンネル桜 「闘論!倒論!討論!」
https://youtu.be/w0A9z3Ld8_o

◆女性討論・特別編-日本人とLGBT
パネリスト:
 浅野久美(キャスター)
 川口マーン惠美(作家)※スカイプ出演
 佐波優子(ジャーナリスト)
 saya(シンガー)
 繁内幸治(一般社団法人LGBT理解増進会 代表理事
 松浦大悟(元参議院議員
 山崎灯理(自営業)
 山本優美子(なでしこアクション代表)
司会:水島総

日本文化チャンネル桜
www.ch-sakura.jp

 


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謹賀新年(平成31年 元日)

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新年明けましておめでとうございます。

今年はいよいよ当会代表理事の繁内幸治が3年前に自民党性的指向性自認に関する特命委員会に提案したLGBT理解増進法が国会に提出され成立を目指す年になりました。

国民の総意で成立できるよう皆さまのご理解とご協力をよろしくお願い申しあげます。

 

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「LGBT理解増進法」来年の通常国会に提出と報道

「LGBT理解増進法」について、年明けから始まる通常国会自民党が提出との報道が出ました。

平成30年(2018)12月13日の自民党 性的指向性自認に関する特命委員会の後、古屋圭司委員長から報道発表がなされました。

LGBT理解増進法の成立を目指し、今後とも当会は積極的に働きかけてまいります。


一般社団法人 LGBT理解増進会
http://lgbtrikai.net/

 

毎日新聞(2018年12月13日)
「自民委員会、LGBT理解促進法の骨子案まとめる」
https://mainichi.jp/articles/20181213/k00/00m/040/135000c

 自民党の「性的指向性自認に関する特命委員会」(古屋圭司委員長)は13日、LGBTなど性的少数者への理解を増進する法案の骨子案をまとめた。党内手続きを経て来年の通常国会議員立法として提出し、成立を目指す。
 骨子案は「性的指向性自認の多様性がある寛容な社会の実現」を目的とし、国や地方自治体、企業の責務などを規定。理解を促すための基本計画の作成も盛り込んだ。罰則規定は設けない。
 性的少数者を巡っては、立憲民主党など野党6党派が「LGBT差別解消法案」を先の臨時国会に提出済み。古屋氏は「世界をみても差別禁止法案で現実に差別がなくなったことはない。まず理解を増進することが確実な成果につながる」と記者団に語った。【田辺佑介】


共同通信(2018年12月13日)
自民、LGBT理解促進へ法案 通常国会提出を目指す
https://this.kiji.is/445793543241581665?fbclid=IwAR2jIlaTDVduGfOq-yXLTBhMq-6nnSpcBq-dFmBABaf_Rej_XT1d4aq3p4w

 自民党性的指向性自認に関する特命委員会(古屋圭司委員長)は13日、党本部で会合を開き、性的少数者LGBT)への理解を促進する法案の概要を示した。党内手続きを経て、来年の通常国会議員立法での提出を目指す。
 法案は「性的指向性自認の多様性に寛容な社会の実現に資することを目的」とし、国や自治体の責務を定めた。
 古屋氏は会合で「保守政党として多様性を認める社会に向けた取り組みが大事だ」と強調した。
 月刊誌への寄稿で、LGBTへの行政支援を疑問視した杉田水脈衆院議員も出席した。