(一社)LGBT理解増進会・LGBT理解増進ネット(最新情報)

同性愛や性別違和など性的マイノリティの人々が、日本社会で自分らしく生きていけるための、すべての基礎となる理解増進法の制定を目指します。

警察庁からLGBT研修依頼

2017年(平成29年)5月9日、警察庁から、全国都道府県警察本部の人事担当責任者の皆様のLGBT研修の講師依頼を頂きました。
 
これは、昨年、自民党が示した33項目の政府への要望書に基づく具体的な動きです。
 
今後とも政権党としっかり協働しながら、わが国のLGBT施策を理解増進に導ければと考えています。
 
 
全国LGBT理解増進ネットワーク会議

自民党本部にて設立説明会を実施

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2017年(平成29年)4月19日に、永田町自民党本部にて、全国LGBT理解増進ネットワーク会議の設立説明会を実施させて頂きました。
 
自民党性的指向性自認に関する特命委員会古屋委員長、田村委員長代行、進藤幹事長、宮川事務局長、石田事務局次長ほかの皆さまのご臨席の下、無事終えることができました。
説明会には、各府省庁の担当課長等の皆様もご参加頂き、約1時間にわたってしっかり今後の活動についても説明させて頂き、ご理解を得ることができました。
 
また、古屋委員長からは、私どもの会の活動および考え方について、出版するようにとのお言葉も頂き、委員長直々にタイトルまで決めて頂きました。
「そうだったのかLGBT!!」
 
現在のわが国のLGBTを取り巻く環境をしっかり見据えて正確に理解し、LGBTに関わる行政や企業、団体、NPO等の皆さんの必読の本にしたいと考えています。
スポンサーを募りつつ、出版準備を進めています。ご期待下さい。
 
全国LGBT理解増進ネットワーク会議
 

『 全国LGBT理解増進ネットワーク会議 』 設立 報道発表資料

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~ 歴史的な第一歩をともに踏み出す ~
『 全国LGBT理解増進ネットワーク会議 』 設立
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【趣旨】 当会は、LGBT(性的マイノリティ)の基本法となる、LGBT理解増進法(性的指向および性同一性に関する国民の理解の増進に関する法律)の成立を目指し、様々な活動を行います。(詳細は、当会の小冊子をご覧ください。)

自由民主党性的指向性自認に関する特命委員会に、次のような提言をしました。

〇 LGBT に関わる人権教育・ 啓発は、反差別ではなく、理解増進で。
〇 カムアウトできる社会を目指すのではなく、カムアウトする必要のない社会へ。
〇 人権教育・啓発は、全国あまねく公平に。
〇 LGBTの活躍は、多様性を尊重する社会への試金石。
〇 人権文化の醸成には、議論を深める時間と過程が重要。

 

全国LGBT理解増進ネットワーク会議 (略称・LGBT理解増進ネット)

LGBTについては、連続した6色のレインボーカラーで表すロゴが汎用していますが、当会のロゴマークは、6色の個別のタイルで表現しています。L/G/B/Tは、それぞれが異なる課題を抱えています。LGBは、「性的指向」、Tは「性自認」を表しますが、性的指向に関わる課題も様々です。当会はあらゆる立場の皆さまに、「合理的で分かりやすい啓発」を、「理解増進という世界初のわが国らしいアプローチ」をもって、課題の解消に努めます。
ロゴ制作・(株)カケハシ スカイソリューションズ

奄美群島でのLGBTツーリズム

全国LGBT理解増進ネットワーク会議は、奄美群島でのLGBTツーリズムを協力企業であるカケハシスカイソリューションズ(同社の中川社長は本会のアドバイザーのお一人に就任して頂いています)さんとともに進めています。

カケハシスカイソリューションズさんの実施している「島キャン」は、2014年4月から739名の学生が参加している、島おこしインターン地域おこし、島おこしへの貢献を目指し、都会の大学生が離島でインターンシップショップです。また、島キャン宣伝部は、島キャン生によるSNS、口コミで発信する情報サイトです。

島キャン宣伝部(カケハシスカイソリューションズ)
http://www.shimacam-sendenbu.com/

LGBTの「差別禁止」ではなく、「理解増進」の具現化として、私たちはLGBTツーリズムを活用した島の活性化を進めます。世界から、日本からの多くのLGBTの皆さんが奄美でつながり、多くの出会い、島の皆さんのおもてなしやふれあいを通じて人が変わり、島が変わる様子を実感して頂けるように進めて行こうと考えています。

Letibbe Lifeにて掲載されました。

life.letibee.com

LGBTメディア「Letibbe Life」にて、当会世話人の一人である繁内幸治のインタビュー記事が2回にわたり掲載されました。

 

Letibbe Life

自民党性的指向性自認に関する特命委員会の真実を直撃

その1 2017.01.05
「なぜ自民党が特命委員会を立ち上げたのか?」
http://life.letibee.com/interview-lgbt-jiminto/

その2 2017.01.06
「理解増進法を目指す真意と、現在の状況と今後の見通し」
http://life.letibee.com/interview-lgbt-jiminto_02/

 

 

 

Fins Japan Pride Award 2016 

2016年(平成28年)9月2日

Fins Japan Pride Award 2016 を当会世話人の一人である繁内幸治が受賞しました。

オーストラリア大使館で行われた授賞式での記念スピーチは、LGBTに対する理解増進について多くの参加者の共感を頂きました。

 

Fins Japan Pride Award 2016

http://fruitsinsuits2ndanniversary.peatix.com/?lang=ja

 

あわせて、LGBTをめぐる政府・与党の政策を推進したとして、自民党政調会長として理解増進法案の概要をまとめた稲田朋美・現防衛相も「ジャパン・プライド・アワード」の受賞をされました。稲田氏はビデオメッセージで「学校や職場などで当事者の皆さんが困難に直面している現状を打破したいと考えてきた」などと述べています。

 

一般社団法人フルーツ・イン・スーツ・ジャパン】 
香港、シンガポール、メルボーン、シドニーブリスベンを含む都市で活動している団体の日本法人で、現在の登録者数は800名余。 LGBT 関連団体としては日本最大級の規模で、NPO などの支援実績および年間を通し講演会やネットワーキング・イベントを主催。メンバーに大使館員や大企業のエグゼクティブが多いのが特徴。
 
こちらにも参考記事

2017年(平成29年)新年のご挨拶(世話人・繁内幸治)

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 神戸も穏やかな元旦を迎えました。今年もしっかり努めたいと思います。
 
日本だけではなく、世界を見渡すと右傾化が見受けられます。右傾化は、排他、自国最優先の様相で、様々な変化が予想されるなか、違いを超える叡智が試されます。 変わりゆく時代にどう対応するか? 日本のLGBTはどの方向に動くか、本当に大事な年になりますが、一つ言えることは、自民党特命委の示した理解増進という方向性をより多くの皆さんにご理解を頂くことが本当に大事です。
 
特に当事者の皆さんにぜひ考えて欲しいのは、様々な政策で、与野党の賛否が割れて いることです。数えればきりがありません。 しかし、本当に幸いなことにLGBTについては、自民党特命委が示した理解増進の方向性は、十分に野党も賛成できる方向性だということです。LGBTの課題解消に向けて進むために、理解増進法という法律を成立させようと自民党特命委が動いている中で、それに水を差し、政争の具にされてしまって身動きが取れないのは本当に愚かだと私は考えます。 自民党内は、まだまだ理解が広がっていませんから、ここは、ぜひ、LGBTの当事者、理解者の皆様の後押しが必須です。それなくして何の前進もないと考えます。
 
LGBT政策は、やるやらないで対峙しているのではなく、何からやるかということが違っているだけという他の政策に比べると差異は本当に小さいと思います。このような状況を、小さな差異を政策の具にして広げようとすることに対してしっかり見極めが必要です。 野党も法案は提出したものの、党内の理解は必ずしも進んでいないのが現実でしょう。この現実を直視すれば、野党も理解増進法に賛成できるはずですし、そうすべきです。 私は、与野党が一致して、全会一致または、圧倒的多数で自民党案を成立させることが、日本のLGBTにとって得策であると考えます。
 
当事者は、欲張らず、急がず。 先ずは、理解増進の方向性を容認できるのかが試されます。自民党特命委は、いかなる譲歩もできません。譲歩すれば、自民党がまとまらないのです。つまりLGBTにとっては、まさにゼロ回答もあり得るのです。
 
今年は、まさに左派が極めて強いコミュニティの叡智が試されます。 最大の問題は、自民党ではなく、LGBT活動家の左派色だと言えるのです。 パラダイムが変わる中では、既知のリスクが発生します。読み違えれば、企業なら倒産です。 誰がどんな発言をするかをしっかりチェックして頂き、一人でも多くの皆さんと理解増進法を全会一致で成立させることを目標に、自民党のアドバイザーとして進めて参ります。
 
その第一歩が、新しく立ち上げる、『全国LGBT理解増進ネットワーク会議』です。多くの皆さんのご参加を心からお願いします。 小異を捨てて大同に付く。そんな一年になりますように。 皆さまお揃いでよいお正月をお過ごし下さい。
 
全国LGBT理解増進ネットワーク会議